俳優の石原良純が4日、都内で「第43回ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』発表・授賞式」に出席した。ネクタイ姿の凛々しいお父さんに贈られるベストネクタイスト賞も併せて受賞した。
1998年の第7回には、良純の父で元東京都知事の石原慎太郎氏(享年89歳)も選出。親子2代そろっての受賞となった石原は、「それはないでしょ」とツッコミ。「(自分が)大学を卒業したことに(父は)気づいていなくて、2年後に『お前、大学は出たのか』と聞かれた」と明かし、「(当時の)選考が間違っていた」と。選考基準の1つ「子どもの成長に寄り添った深い理解」には合致してないと強調。小声で「誰でももらえるかもしれない」と話し、報道陣を笑わせた。
子育てについて、1男1女育てる石原自身と慎太郎氏との共通点を問われると、「子どもに怒れないこと」と回答。「(父・慎太郎氏に)厳しい人というイメージがあるかもしれないけど、怒られたことがない」といい、継承されていると告白。子どもからの要望には「お母さんに相談して」と2002年に結婚した妻・幸子さんに任せていることも明かした。
強めのコメントが続くなか、自身のベストファーザーである慎太郎氏に向け、「死んだ人間には100点をつけないと…」と評価。自身にも点数をつければと問われ、「96―97点」とかなり高い評価をつけた。
学術・文化部門では鈴木おさむ氏、スポーツ部門では元サッカー日本代表の内田篤人氏が受賞し、同式に出席した。