13日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月〜金曜後9・00)に、元衆院議員で2010〜12年に自民党幹事長を務めた石原伸晃氏(66)が出演し、自民党の政治資金パーティー裏金問題についてコメントした。
石原氏は90年の初当選後に安倍晋太郎氏の下で清和会に所属するなど、現在問題となっている「安倍派」とも縁があるが、新人議員時代の裏金疑惑への関与を問われると「なかったですよ」と一蹴。「安倍晋太郎さんは全部自分で面倒を見ていた。パーティー券のノルマなんてなかった」と時代の違いについて話した。
2年前まで国会議員を務め、今回の裏金疑惑が5年ほど続いていたことから、任期中に噂などを聞いたことがあるか、と問われても「なかった」ときっぱり。「人の財布の中身、見ないでしょ」と話した。
石原氏は岸田首相と同学年で、08年と12年に石原氏が総裁選に立候補した際には岸田氏が推薦人となった。大ピンチの“盟友”をどう見ているか、という質問には「これは大変だな、と危機意識を持った」と表現。しかし声を大にして「まずは謝らなきゃ」と姿勢を批判した。「こういうもの(裏金)は無くします!すいませんでした!とはっきり言えば国民も感じが違ったと思う」と話し、国民に陳謝する姿勢が大切ではないかと語った。

