TBSラジオ「木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき」(木曜・深夜1時)が28日深夜に放送され、「おぎやはぎ」の矢作兼が「M―1グランプリ」について語った。
矢作も相方の小木博明も、25日に行われた「M―1」を追っかけ再生で観戦したという。小木は「めちゃくちゃレベル高かったね。恐ろしいわ」と絶賛。矢作も「ちゃんとストーリーの展開があってさ。昔は10秒に1回ボケを入れるって言われたけど、そういうのも全部計算されてるんじゃないか、っていうくらい。緻密さが見えたね」と芸人のネタを称賛した。小木も「ほんと、賞レース用のネタというか。M―1は無理だなと思ったね、俺らは」と言って2人で笑った。
矢作は、M―1について「受験だな。どっちかっていうとさ、俺たちの感覚は、美大を受験する感じっていうのかな」と例えた。しかし現在のM―1グランプリは「東大、慶応、早稲田クラスの受験くらい難しいな」と感じているようで、「ちゃんと受験勉強くらい(準備しないと)。今回の決勝に残る人たちは、ほんと1日8時間勉強じゃないけど、それくらいネタを練習し、向き合っていかないとできないね」と語った。小木も「ちゃんとした技術、頭がないとムリムリ、あれは。俺らの時とレベルが違う」と同意し、「特に吉本の人たちって舞台にバンバン出て、そこでウケないところを修正して。どんどん出来上がってるネタで、緻密さというかスキがないんだよね。すごいよなあれは」と語った。
今年の王者「令和ロマン」は、松井ケムリが慶応大法学部卒、高比良くるまは同大の文学部中退という経歴も話題に。矢作は「もちろん令和ロマンも頭はいいんだけど、頭がいいとかじゃなくて、ちゃんと何時間取り組んだかだよね、“勉強”に」と持論を述べた。