タレント益若つばさ（36）が25日、オンラインイベント「今こそ考えたい、ネットライフを充実させるためのマナー」にゲスト出演し、親と子どものネットリテラシーについて語った。
現在中学1年の息子を持つ親として、「情報を与えて自分で選択させることが大事」。また、「上から目線、親目線で言うのではなく、子どもが興味があるものに参加するように努力して、子どもより最先端情報を仕入れて教える。新しいものを入れないと老化が早まる。親世代はミーハーでいい」とした。
ティーンのカリスマとしてデビューし、10代からネット上での誹謗（ひぼう）中傷の被害を受けてきた経験も告白。「正直死にたいと思った。見ず知らずの人に『死ね』とか『ブス』とか、言われたくない言葉を言われる経験をして、当時は外を歩くのも怖かった。いちばん近い人も私のことが嫌いなのかなと、疑心暗鬼になってしまうこともあった」と語った。
息子には、スマホやネット、SNSの便利さとともに、「デメリットな一面もめちゃくちゃ伝えて選択させている」という。「SNSは、単純なつぶやきが全世界に発信する。自分の言葉が、玄関に張っても恥ずかしくないかが大事」。また、親世代がSNSで他者を中傷していることにも疑問を投げかけ「正義だから人を傷つけてもいいみたいな発信している親はイヤだなと思う。不倫とか、間違ったことをしている人への言動がきつかったり。子どもが見てしまうと、自分もしていいと思ってしまう」とした。
子どもがネットの被害者、加害者にならないために「新しい情報をアップデートして調べるのも大事。拒絶するのではなく、ミーハーに取り入れて、子どもと情報共有する。そういう親でいられるように頑張りたい」と語った。
