皇室ゆかりの美術工芸品2万点を収蔵、「皇居三の丸尚蔵館」が開館

皇室ゆかりの美術工芸品2万点を収蔵、「皇居三の丸尚蔵館」が開館

開館した「皇居三の丸尚蔵館」(3日、東京都千代田区で)=武藤要撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 皇室ゆかりの美術工芸品を収蔵、展示する「皇居三の丸尚蔵館」(皇居・東御苑)が3日、開館した。同日始まった開館記念展「皇室のみやび―受け継ぐ美―」では、伊藤若冲じゃくちゅうの代表作「動植綵絵どうしょくさいえ」(国宝)や、元寇の様子を描いた絵巻「蒙古襲来絵詞もうこしゅうらいえことば」(同)など、収蔵品の中でも代表的な優品を展示している。

 「三の丸尚蔵館」は1993年に開館し、天皇家から国に寄贈された美術品など約2万点を収蔵している。2019年から新施設建設が進められ、今年10月には管理運営が宮内庁から文化庁所管の独立行政法人「国立文化財機構」に移管された。再開館にあたり、「皇居三の丸尚蔵館」に改称した。工事は続いており、全面開館は26年度の予定だ。

 三重県四日市市の会社員(40)は「『動植綵絵』はインパクトがあった。本物の迫力を感じられて良かった」と話した。

 記念展は来年6月23日まで。展示替えをしながら計約180点を公開する。入館は当面、オンラインによる事前予約が必要だ。

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