急性骨髄性白血病で2005年に亡くなった歌手本田美奈子さんをしのぶメモリアルコンサート「LIVE FOR LIFE 音楽彩」が3日、東京都内で開かれ、松本伊代(57)や森口博子(54)、秋川雅史(55)、市川由紀乃(46)ら14組の歌手たちが天国の本田さんに届けとばかりの熱唱を披露した。
コンサートは、本田さんが白血病患者らの支援のために設立した基金が主催。06年から本田さんと親交があった歌手たちが参加して開かれてきた。コロナ禍で今回は3年ぶり15回目の開催になった。
のどの炎症による体調不良で10月の新歌舞伎座公演「五木ひろし劇場」の一部を休演するなどした初参加の市川は、この日が復帰後初のステージになった。振り袖姿で本田さんの代表曲「1986年のマリリン」などを歌い、完全復調をアピールした。
同じく初参加の秋川は代表曲「千の風になって」や生前の本田さんとデュエットを約束していたというスタンダード曲「Time to Say Goodbye」を披露した。秋川は「僕がテレビに出始めたころ、最初に仲良くなったのが美奈子さんでした。いつも温かく声を掛けていただき、励まされました」と話していた。