元NHKアナウンサーの登坂淳一(52)が23日、都内でAKB48の元メンバーで実業家の川崎希(36)とモデルの“アレク”ことアレクサンダー(40)夫妻とこども家庭庁「不妊症・不育症のこと オンラインフォーラム」にゲスト出演した。不妊治療を経て、夫婦で子どもを授かった登坂アナウンサーがMCを務め、治療中に妻を支えた自身の工夫を明かした。
特に女性に負担もかかり、かつデリケートな問題。治療を振り返った川崎は、「採血とか、自己注射とかあって、構えちゃう自分の気持ちが大変でしたね」と恐怖感と闘うこともあったという。治療中は、夫婦で悩みを共有するなど、支え合うことが大切という。
登坂アナウンサーも自身の経験を振り返り「うちは治療1回目で育たなくて。その日に結果出るという時、駄目かもしれないと予想できていたので、この後行けるおいしいものは何のコースにしようとか考えてました。いろんなプランを考えて、(夫人を)待ってたりとかしました。昼からすし、ラーメンとか…」と自身の工夫を明かした。
生配信でのイベント実施となり、視聴者にアンケートを取る形で仕事と治療の両立の難しさについてのトークも展開。
タレントで実業家としても活動する川崎は「仕事のスケジュール調整が大変だった。不妊治療はこの日に行くと決めて行くものじゃない。(体調の関係などで)ずれこんだりするし。長男の時、体外受精の移植する日とテレビの収録する日がかぶっていて。移植が午前中に終わらなかったらどうしようって。移植して終わってすぐに収録したこともあって。焦りましたね。思い出深いです」と苦労も絶えなかった。夫のアレクサンダーは「のんちゃんは結構メンタル強くて、すごいなって思っていました。楽しんでいるところもあった」とし、川崎は「今回はうまくいかなくても、次がうまくいけばいいんだと思って。わたしは切り替えはやいんですけど、アレクは苦手で落ち込む」と当時を振り返った。
仕事と治療の両立は女性にとってネックの1つになることが多い傾向がある。この問題には、厚生労働省が作成している、不妊治療連絡カードの活用が勧められている。不妊治療連絡カードは、不妊治療を受ける労働者が主治医等から診療に基づき治療や検査に必要な配慮事項について、企業の人事労務担当者に的確に伝達するためのカード。企業との円滑なコミュニケーションを図るツールとして活用できる。