政治ジャーナリストの田崎史郎氏が17日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。岸田文雄首相が同日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡り永岡桂子文部科学相ら関係閣僚と協議し、宗教法人法に基づく質問権の行使に向けて対応をするよう指示したことに言及した。
文科省によると、法に基づく調査権限の行使が実現すれば初めて。調査結果次第では、同法に規定された解散命令の請求が視野に入る。首相は衆院予算委員会で、権限行使により教団の実態解明を進めると強調。文化庁は質問権行使の基準などをまとめるため、25日に専門家会議を開催すると発表した。
田崎氏は、政府の旧統一教会問題の対応について「非常に後手後手、あるいは裏目裏目になってきているのは事実なので、でもきょうは(岸田氏が)自分で主導してやったということを言いたいってことですよね。支持率が下がっているのは旧統一教会問題に対する不信感、政治不信が原因になっていると。そこを取り除かない限り、支持率の回復はないし、もちろん政治への信頼回復はできない、だから政府としてやれることをまとめて出しましょうということなんです」と話した。