政治ジャーナリストの田崎史郎氏が9日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。衆参両院の議院運営委員会が8日、安倍晋三元首相の国葬に関する閉会中審査を行ったことに言及した。
岸田文雄首相は、国葬は内閣府設置法などを根拠に実施できるとして「行政権の範囲内だ」と述べ、法的正当性を主張。安倍氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係調査を求められたが、否定的な考えを示し、今後の国葬実施に関しては「その都度、政府が総合的に判断するのがあるべき姿だ」と語った。総額16億6000万円程度とした概算費用に関しても「過去のさまざまな行事との比較においても妥当な水準」とした。
田崎氏は「国会での説明はもっと早くやるべきだったんですけど、今の時点でもやらないよりはましだった。でもやっぱりなと思ったのは、今まで言われてきた4項目の理由、それを繰り返し述べられただけなんですね。岸田さんのしゃべり方の特徴でもあるんですが、あんまり情がこもらないんですよ。淡々と説明される。私は、どうしてもこういう理由でやりたいんですっていう気持ちが伝わってこない。ここは残念でしたね」と自身の感じたことを話した。