田崎史郎氏 和歌山1区で自民敗れ二階、世耕両氏は「徹底的に選挙をやったのに負けた。ショックが大きい」

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が24日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。23日投開票の統一地方選後半戦について言及した。

 自民党は衆参5補選で4勝1敗という結果になったことに田崎氏は「勝った候補者5人並べてみますと共通点がありまして、それは一度も国政選挙を戦ったことがない人なんですよ」と指摘。「市会議員で戦ったのが山口4区の吉田(真次)さんと、維新の(和歌山1区)林(佑美)さん。他の方は全部初めての選挙。国政選挙を戦った人は1人もいない。負けた方は全員、国政選挙戦った人なんです。だから、どっかで世代交代、新しくしてよと。それは政権交代ってことでなくて変わって欲しい願望が見えますよね」と結果を振り返った。

 衆議院和歌山1区の補欠選挙では日本維新の会の新人で元和歌山市議の林佑美氏が当選。自民党の元衆院議員で公明党が推薦する門博文氏(57)が敗れた。この結果に田崎氏は「自民党の和歌山県連の人に話を聞きましたら、“自民党の和歌山県連として、かつてやったことないような完璧な選挙運動をやった”と前日まで言ってたんですよ。小池百合子さんにも入っていただいて、二階さんの方に小池さんが申し込んで“行くよ”と言ったんですよ」と小池都知事までもが応援に駆けつけた点に触れ「それぐらい全力で取り組んで、岸田さんも入った。しかし、負けた」と総力戦にもかかわらず和歌山1区で自民党が維新に負けたとした。

 田崎氏は「和歌山県連の人に聞きましたら“見えない敵と戦ってる感じだ”と。敵は見えないわけですよ。形として見えないのに票になると、わーっと出てくる。自分たちの方は岸田さんが(応援に)入られる時も3000人動員かけて集まってる。見えるわけですよ。でも票は維新から出る。どうしていいか分からない状況」と代弁。「関西地区における勢い、奈良知事選勝って大阪でも圧勝して、4月9日以降どっと乗り込んできたわけですよね」と維新に勢いがあったとした。

 和歌山は二階俊博元幹事長、世耕弘成参院幹事長がいるだけに「自民王国」と称されていたが、両者にとっては厳しい結果となった。田崎氏は「二階さんと世耕さんは相談して、お互い業界団体で得意分野があるじゃないですか。建設業者は二階さんの方にお願いする。こっち(世耕氏側)はこっちって、きれいに分けて徹底的に選挙をやったのに負けたんですよ。だからショックが大きい」と述べた。

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