猪瀬直樹氏「災害時の偽情報をどう見極めるか」東京都副知事時代のエピソード披露、書き込みを“真実”と判断した3つの根拠

 東京都知事などを歴任した作家で参議院議員の猪瀬直樹氏が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。東京都副知事時代の2011年に東日本大震災が発生した際に現地から届いた救難を要請するSNSの書き込みが真実かどうかをどのように見極めたのかを明かした。

 「災害時の偽情報をどう見極めるか⁉ 僕が以下のTweetをホンモノと判断したことで東京消防のヘリを飛ばし446人の命が救われました。その見極め方はまずTweetを読んでもらってから」とつづり、救難を要請するSNSへの実際の書き込みを示した。

 「障害児童施設の園長である私の母が、その子供たち十数人と一緒に、避難先の宮城県気仙沼市中央公民館の三階にまだ取り残されています。下階や外は津波で浸水し、地上からは近寄れない模様、もし空からの救助が可能であれば、子供達だけでも助けてあげられませんでしようか」とする書き込みだったが、偽情報ではないと判断した根拠として次の3つを挙げた。

 「(1)固有名詞がしっかりしており5W1Hがあってさらに風景描写が眼に浮かぶこと。(2)140文字制限をギリギリまで使っていること。切実さ・真剣さを感じる。 (3)文章に品格があること。『子供達だけでも』のフレーズ」とし、猪瀬氏は「ヘリを出して、もしこれが偽情報だったらたいへんなこと、責任を問われる。そのリスクをとって副知事でありながらプロの作家としての感性と視点で判断した」と説明した。

 猪瀬氏は石原慎太郎都知事時代に副知事を務め、2012年の都知事選で当選。約1年にわたって在任した。

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