歌舞伎俳優の片岡愛之助(50)らが1日、大阪市役所で来月8日に大阪松竹座で開幕する「大阪文化芸術創出事業 歌舞伎特別公演」(11日まで)の記者発表会に出席した。
愛之助は「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」の団七と徳兵衛女房・お辰、「男女道成寺(めおとどうじょうじ)」でも男女2役を演じることになり「久しぶりの女形でどうなるか分かりませんが、台本をしっかり読み込んで自分なりの役を演じたい」と力を込めた。
また中村鴈治郎(63)、中村壱太郎(31)親子も出席。「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)」で敵対する父娘を演じることになり壱太郎は「普段は(父と)仲いいんですけど舞台ではバチバチにやりたい」と話し、鴈治郎は、充実した演目に「4日間しかないのが悲しいぐらい」と話した。
同公演は大阪府、大阪市が上方伝統芸能や音楽、演劇、アートなどの芸術を府内各地で開催する事業の一環として行われる。