漫画家の永田竹丸(ながた・たけまる)氏が19日、老衰のため死去した。88歳。葬儀・告別式は済ませた。喪主は長男、一路(いちろ)氏。
雑誌「漫画少年」などに作品を発表し、「ピックルくん」で第1回講談社児童まんが賞受賞。田河水泡に師事し、「のらくろ」の執筆権を継承した。漫画に初めてスクリーントーンを使ったとされ、東京都豊島区のアパート「トキワ荘」に住んだ漫画家との交流でも知られた。
豊島区の高野之夫区長は27日、「トキワ荘の文化継承にあたり、資料収集や地域の取り組みにもお力添えをいただき、深く感謝しております」とするコメントを発表した。