演歌歌手の島津悦子(60)が、デビュー35周年を迎えた。記念曲「絆〜きずな」では、大事な人との絆をしっとりと歌い上げている。
「絆〜」は、島津とたびたびコンビを組んでいる弦哲也さんの作曲で、作詞は、かず翼さんが手がけた。長年連れ添い、いろいろなことがあった夫婦の妻から夫に対する思いが描かれている。
島津は「この歌を聴いて人は一人では生きていけないんだと。アナログ的な体温を感じてもらえたら」とアピールする。
1988年に「しのび宿」でメジャーデビュー。35周年を振り返り「作品とともに人として成長させてもらった気がする。演歌歌手になってよかった」としみじみ。10月には本格的な時代劇の舞台にも初挑戦する。「還暦を迎えて初めてのことにチャレンジさせていただくのは幸せです」と笑みを見せた。
コロナ禍では活動が思うようにできず、精神的に落ち込んだが、飼い始めた2匹のネコに救われた。「はな」「りゅう」と名付け「ほんとに性格が良くて、かわいくて癒やされるんです」と目を細めた。
鹿児島生まれの自他ともに認める明るい性格。「35年たって、やっと地に足をつけて歌えるようになった。もっと深みのある歌が歌えるように、現役で40年、元気で40年を迎えたいですね」と力強く語った。