警察によると、インチョン(仁川)警察庁の麻薬犯罪捜査係はこの日午前から機動隊1台中隊所属の警察官70人余りを麻薬犯罪捜査係の事務室がある仁川・ノニョン(論硯)警察署周辺に集中配置することにした。
また、必須勤務者を除く論硯警察署所属の警察官80人を庁舎正門等地に追加で配置している。
警察は混雑状況を予防しようと、論硯警察署内の地上駐車場に設置された国民の請願室横の垣根を基準に、マスコミ取材陣やファン、ユーチューバーを分離する方針だ。
警察はこの日、G-DRAGONの出頭現場を見るためにファンやユーチューバーが集中することを憂慮していたという。
仁川警察庁の麻薬犯罪捜査係には、最近までにもファンたちの抗議の電話が殺到し、先月の国民申聞庫にはG-DRAGONの名前を拡散した警察職員に懲戒処罰をと願う請願が上がってきたりしていた。
警察はこの日、G-DRAGONに対し簡易試薬検査をおこない、投薬の可否を確認した後で尿や毛髪を採取して国立科学捜査研究院に精密鑑定を依頼する予定である。
また、G-DRAGONから任意提出されている携帯電話から、今回の事件に関わった現職医師A氏との関係なども調査する方針だ。
先立って、警察は先月中旬にソウル・カンナム(江南)にある遊興施設で、麻薬が流通するという情報を確認した中、この施設の室長B氏(29)を拘束し、G-DRAGONと俳優イ・ソンギュン(48)らを麻薬類管理に関する法律違反の疑いで立件した。なおB氏は、検察に引き渡された状態だ。
警察は、B氏が同店でイ・ソンギュン、G-DRAGONらと親交を持った後、普段から知っている医師A氏から供給された麻薬を2人に渡したものと思われる。
一方これに対し、G-DRAGON側は「麻薬を投薬した事実はない」と繰り返し容疑を否認しており、「捜査機関の調査に積極的に強力する。6日に仁川警察庁麻薬犯罪捜査係に自ら出頭する」と明らかにした。