フランス発犯罪ミステリー『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』第2回「パズル 後編」NHK総合で8月7日放送 (C)Patrick FOUQUE/JLA PRODUCTIONS/FRANCE TELEVISIONS
2019年にフランスで制作された、論理的で繊細な頭脳派の文書係と直感的で大胆な行動派の警視、正反対な女性バディが難事件を解決するミステリー。
主人公の一人、パリの犯罪資料局に勤める文書係のアストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン※吹替:貫地谷しほり)は、子どもの頃に自閉症と診断される中、強い興味を持ったのが「パズル」。警察官だった亡き父を通して触れた捜査の調書はアストリッドにとってはパズルのようなもの。示された手がかりから、パズルを解くような感覚で、真相を導き出す。いまや犯罪科学の専門家の域に達しているが、人づきあいを避けて静かに暮らしていた。
一方、警視ラファエルは、普段は少々がさつなところもあるが、経験と鋭い直感、抜群の行動力で犯人を追い詰める敏腕刑事。あるとき、医師が銀行で金を引き出した直後に焼身自殺を図るという不可解な事件が起きる。ラファエルは、2年前の類似事件との関連を調べに犯罪資料局へ。すると、頼んでいない別の類似事件の資料をアストリッドから渡される。
3件の殺人現場に残された犯人の印がカトレアの花だと判明。その1つ、カトレアの絵を調べると、コロンビアの輸入品を扱う店で購入されたものだった。ちょうど同じ頃、アストリッドもコロンビアという共通点にたどり着いていた。死亡した3人の医師が同時期にコロンビアを訪れていたことを突き止めたラファエルとアストリッドは、出張を手配した研究所へ。担当者マルコムが怪しいとにらんでいたが、予期せぬことが起きる。
なお、第1回は10日午前3時49分まで、「NHKプラス」で見逃し配信中。それまでは第2回とあわせて前・後編を連続して観ることができる。