海に潜む衝撃の危険生物 魚類史上最強の毒を持つ猛毒魚とは

沖縄県国頭村の楚洲ではある日、観光客を対象としたシュノーケリング体験が行われていた。子どもたちが魚を見ている中、スタッフの男性が「トゲトゲなの危険だから触らないでね!」と注意喚起をしていた。楽しい沖縄でのひとときだったが、最強の猛毒魚は彼らのすぐ近くに迫っていた。

スタッフの男性がタコを見つけ、みんなで探しているときその瞬間は起きた。男性が岩の隙間に手を入れようとしたその瞬間、なにかに刺されたのだ。男性には刺した魚に心当たりがありすぐに観光客を砂浜に上がらせた。男性を襲った危険生物の正体は魚類史上最強の毒を持つ猛毒魚・オニオコゼだった。

オコゼは刺身や唐揚げが美味しい高級魚。その仲間のオニダルマオコゼが背びれに猛毒を持っているが沖縄では高級魚としてよく食べられている。だが、その毒は人を殺せるほどだという。

刺されてから30分後救急隊員が到着。すぐに病院へ搬送されたが、刺された指先から腕・肩・右胸付近まで広範囲にわたり腫れ上がっていた。オニダルマオコゼの毒も熱に弱いため、エイの毒と同様に、傷口をお湯で温めることで毒を弱めることができる。

しかし腫れは全くおさまらず。そこで腫れにより酸素が十分に行き届かず、筋肉が壊死するのを防ぐため、高濃度の酸素を供給する高気圧酸素治療を行なうことに。

事故から3日後、男性は壊死を免れ無事退院することができた。沖縄県では、毎年5人ほどがオニダルマオコゼの被害に遭っており、その多くは観光客だという。綺麗な海にも、危険生物はたくさん存在するのでしっかりとした知識を持つことが大切だ。

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