NHKは16日、放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8時)に俳優の浜野謙太(41)が織田信雄役で出演すると発表した。
織田信雄は父・信長とは似ても似つかない小心者。秀吉のあやつり人形として利用され、捨てられると家康の元へ駆け込み、小牧長久手の戦いのきっかけを生む。父と異なる抜群の生存本能で、乱世を生き残る。
浜野の大河出演は「西郷どん」(2018年)の伊藤博文役、「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(2019年)の伊藤博文役、三波春夫役に続き3回目だ。
浜野のコメントは以下の通り。「子供の頃から戦国時代が好きなんですが、僕の謙太の謙は母が好きな上杉謙信からとったというのがきっかけでした。戦国大河は本当の夢だったので、どんな名将をやらせてもらえるのかとドキドキが止まらなかったんですが、信雄の伝記などを読んでがくぜんとしました。利用されて捨てられた激弱の武将。ただ追っていくと彼に共感することばかりでした。芝居は、なれない人になる醍醐味(だいごみ)があると思うんですが、ある意味信雄は自分に近いかもです。自分に近い激弱くん。あの乱世においてとても人間感があるというか。そんな信雄を今は結構愛せてる実感があります」