永山絢斗(33)が18日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画「峠 最後のサムライ」(小泉堯史監督)公開後舞台あいさつで、2018年(平30)に新潟県内で行われた撮影中に、スーパーマーケット大手のイオンに買い物に行き、主演の役所広司(66)とバッタリ出くわした思い出を明かした。
永山は劇中で、役所演じる長岡藩の家老・河井継之助に仕える松蔵を演じた。撮影中のエピソードを聞かれ「松蔵さんの、お墓参りに行こうと思って、お花を買いにイオンに行ったら、役所さんとバッタリ会いまして…とてもレアな経験をさせていただきました」と笑顔で振り返った。一方、役所は「永山君は、お墓参りのお花を買いに来ていて…僕は多分、部屋で食べる酒のつまみかな、と」と笑った。
永山は「役所さんは、尊敬している役者さんでして」と語った上で「おつきの方が、どのような距離感で、お側にいらっしゃるのかと現場中も見ていて、ついに話しかけてしまった」と、役所の事務所関係者に話しかけたと振り返った。そして「素晴らしいところは何ですか?」と問いかけた際、関係者が役所を評した
「現場に入って感じるのは、他の誰よりも台本を読み込んでいることです」
という言葉を「心に刻み込んだ一言でした」と語った。
一方、役所は永山と何を話したかと聞かれると「永山君に『セリフ、なくていいね』と言ったら『セリフがないのも、つらいんです』って言うんです」と言い、笑みを浮かべた。