俳優の別所哲也が代表を務める同映画祭は、2022年で24年目を迎える。今年は「Meta Cinema(メタ シネマ)〜超える・見つける・始まる」をテーマに、世界約126の国と地域から集まった5720本以上の中から、選りすぐりの約200作品を上映。セレモニーの司会は青木源太、望月理恵が務めた。
■様々なジャンルの著名人が参加する短編映画制作プロジェクト
映画監督のみならず、俳優、漫画家、ミュージシャンなど,、過去にも様々なジャンルで活躍する人々が監督を務めてきた短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」。その第4弾「MIRRORLIAR FILMS Season4」について、プロジェクトの発起人の1人である山田は「『Season4』、どうなるんですかね。ほとんどの作品は撮り終わっているんですけど、まだ一部完成していない編集段階のものもあるので、そこが完成して『Season1』から『3』と同じように9作品をどういう順番で並べるかということをこれからやっていく作業になります」と現状を報告。続けて「変わらず、個性豊かな作品がたくさん揃うことになります」と胸を張った。
■窪田起用の理由は「一番気を遣わずに演出できると思って」
また同プロジェクトで初監督に挑戦した水川は「すごく貴重な経験をさせていただきました。一番身近で知っている監督という職業のはずなのに、こんなにも知らないんだという発見がたくさんあった」と告白。
「役者はここから参加しているけど、それ以前にたくさん関わっている作る段階がこんなにもあるということを新たに知れて、本当に楽しく面白くやらせていただきました」と振り返った。
作品については「ある男の日常のワンシチュエーションのお話にしたんですけど、日常に転がっているいろんな喜びや悲しみやそういうものって、自分の受け取り方次第で自分の見る世界は一変するんだよ、みたいなことをテーマにしたくて。誰にでも訪れる日常をテーマにして作品を作りました」と説明。
その“ある男”を演じるのは、水川の夫で俳優の窪田。水川は「自分の夫に出ていただきました」と笑い、「一番気を遣わずに演出できると思って彼にお願いしたところ、快く受けてくれました」と報告した。
■取材／文=山田健史
