櫻坂46の三期生が5日、横浜・ぴあアリーナMMで、初の単独イベント「おもてなし会」を開催した。今年1月に新加入した11人がお披露目された。ハイスペックな特技を次々と披露し、ファンを驚かせた。
オープニングで小島凪紗（17）がピアノでショパンの「スケルツォ」を演奏。オープニング映像が流れ、11人があいさつした。中嶋優月（20）は「今日は皆さんに私たちのことを少しでも知っていただけるように、みんなで力を合わせて頑張ります」と宣言。“声出し”制限も解除され「声出しもOKですので、皆さんで声出して盛り上がっていきましょう！」と笑顔で呼びかけた。
ファンで埋まった客席を前に向井純葉（16）は「本当にすてきとしか言いようがないような景色で、ずっと眺めていたいくらいです。日に日に緊張が増していて、ずっと動いていて落ち着きがないんです」と笑った。村井優（18）は「見てくださっているBuddies（ファンの総称）の皆さんに楽しかったなって思ってもらえるように、全力でおもてなしします！ 皆さん、盛り上がっていきましょう！」と両手を広げてアピールした。
序盤は全メンバーが2分ずつ特技などを披露。料理が得意な石森璃花（21）は手づくりのエプロンを着てオムライス作りに挑戦。遠藤理子（17）はクラリネットでルフェーブルの「ソナタ 第一番」、小田倉麗奈（18）はバイオリンで櫻坂46の「五月雨よ」披露した。小島は再びピアノを弾き、櫻坂46の「条件反射で泣けてくる」を演奏。谷口愛季（17）は「無言の宇宙」をギターで弾き語りした。
中嶋はノリノリのチアリーディングで、三期生それぞれの名前や愛称をアピール。最年少的野美青（16）は先輩の一期生小林由依（23）のイラストを、向井は三期生オリジナル楽曲「夏の近道」MVをイメージしたという切り絵を披露した。
村井はバスケットボールのハンドリングを見せ、シュートにも挑戦。前日4日の初日公演では一発で成功させたが、この日は3度失敗した後、なんとか4回目でゴールに沈め、ホッとしたように笑顔を見せた。村山美羽（18）はバトントワリングを披露し、山下瞳月（18）は書道で「咲」と大きくしたためた。「これからの櫻坂の活動を通して、私もこの字のように咲き誇れるように頑張ります」と意気込んだ。
特技披露を終えて、小島は「オープニングを任せてもらうっていうのも直前に決まって。『条件反射で泣けてくる』もあったので、やることがありすぎました」と明かした。「でも、こうしてBuddiesの皆さんにお届けできて、うれしかったです」と感謝した。イベントは生配信もされており、もともと小林の大ファンという的野は、カメラに向かって「小林さんの目つきが好きです。小林さん、ぜひ私をにらんでください！」とアピールし、笑いを誘っていた。
イベント後半は三期生初のミニライブ。村井センターで櫻坂46のファーストシングル「Nobody’s fault」、山下センターで「五月雨よ」、中嶋センターで「Buddies」を披露した。
村井は「センターを務めさせていただいて、三期生の強い覚悟とか、強い意志とかを届けたくて、目力や表情を意識してパフォーマンスしました」と説明。「どうやったら魅力的なパフォーマンスができるだろう、と思って、先輩である森田ひかるさんの表情を何度も研究したんですけど、自分でやるのはすごく難しかったです」と明かした。中嶋から「自分たちで実際やると、どれだけ難しいかって実感するね！」とうなずかれ、「先輩、すごい！ と思いました」と笑った。
谷口センターの三期生初オリジナルソング「夏の近道」と続け、大歓声を浴びた。さらに、櫻坂46の楽曲の中でも最高難度のダンスとも言われるセカンドシングル「BAN」に石森センターで挑戦。正式加入前の昨年11月に行われた研修合宿の課題曲でもあり、パフォーマンス後は、次のMCが始まるまでファンから温かい拍手が鳴りやまなかった。
本編ラストの「櫻坂の詩」披露前、11人がそれぞれの思いをスピーチで伝えた。的野や村山、山下らが次々と涙し、今後の意気込みや誓いを述べた。「BAN」でセンターを務めた石森は「7年前からずっと憧れていたグループにこうして加入することができて幸せです」と伝え、「センターに立つことは本当に怖くて。直前までみんなに背中を押してもらって、頑張って披露することができました。ファンの皆さんの力っていうのは本当に偉大だと感じました」と感謝した。
アンコールでは再び「夏の近道」をパフォーマンス。間奏で村井と山下が激しいダンスを披露すると、大コールを浴びた。中嶋「これから皆さまとたくさんすてきな景色を見られるよう、一生懸命頑張っていきます！」と伝え、全員で頭を下げた。
