元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が24日、「NewsBAR橋下」(ABEMA TV)に生出演。超大物議員との〝共演NG〟を明かした。
この日は元厚労大臣の自民党・田村憲久氏がゲスト。橋下氏は「コロナの時に一番大変だったのが厚生労働大臣だった」と持ち上げ「僕は今テレビのコメンテーターで政治を批判する側なんですけど、批判するにしても『行政としてやってる人たちへのリスペクトは忘れちゃいけないな』という思いで、悪口言ってるんです」と訴えた。
共演の高橋茂雄からは「本当に?」と疑いの声が出たが、橋下氏は「僕も知事、市長やってたから」とぴしゃり。「批判のされ方として『コイツ人間的にダメだろう』とか『アホだ』『ボケだ』みたいなことを言う学者、コメンテーターいっぱいいるじゃないですか。そんなこと当事者がいない番組で言いますけど、本当に大臣とかが来てやり合ったら、まず百発百中負けます」と言い切った。
その上で「外からの批判なんてパパパッと言い返せるけど、対面にいないから腹立って仕方ないんじゃないですか?」と田村氏に話を振った。
これに田村氏は「橋下さんのは怖かったですけどね。とどめは刺さない。寸止めするんです。それは上手ですよね。とどめ刺したら二度と来ないですから」と苦笑交じりに応酬した。
すると橋下氏は「でもね、とどめじゃないんだけど行き過ぎたのか? 高市早苗さんはもうキャンセルされちゃったんです」と右手で〝門前払い〟のジェスチャー。暗に共演NGを食らったことを示唆した。
橋下氏と高市氏は、フジ系「日曜報道 THE PRIME」でロシアのウクライナ侵攻をめぐり議論を展開。橋下氏の「最高指揮官ならどこをゴールにして戦わせるか」の質問に、高市氏は「申し訳ないですけど最後まで」と答えたが、これを「戦う一択の高市さんは国家指導者として危険だ」などと批判していた。

