橋下徹氏 万博の工事遅れに「東京のメディアが悪い」「万博なんてもともとルーズ」

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が2日、「NewsBAR橋下」(ABEMA TV)に出演。2025年大阪・関西万博について言及した。

 進行役のサバンナ・高橋茂雄が「万博に対して何もイメージできないんですけど」と告げたときのこと。

 橋下氏は「これね、東京のメディアが悪いと思う。だって全然無関心だもんね。もっと東京のメディアが動いてくれないと、日本に伝わんないもんね。今ネガティブな報道ばっかりで」と本音を吐露。

 工事の遅れについても指摘されているが、橋下氏は「でも万博って元々、ドバイのときもそうですけど、開幕の日に全部用意整ってっていうのはあんまりないんですよ。結構、いい加減にルーズに。世界って開幕日があっても、『建設こっちでまだやってますよ』なのに、日本の場合は『開幕日に間に合わない!』って」と〝騒ぎすぎ〟と語った。

 続けて「ここもまずは政治の方で、岸田(文雄首相)さんなのか吉村(洋文大阪府知事)さんなのか、万博なんてもともとルーズだから、開幕しても『(金づちを叩く仕草で)コンコンコンコンやってていいんだよ』ぐらいのことをもうちょっと言ってね」とトップからのアピールを要望した。

 高橋は「でも行く人からしたら、『チケット買ったのに全部作っていてくれないと。こっち金払ってんねんから』ってなる」と譲らなかったが、橋下氏は「もっとおおらかに! 日本人気質、それは!」と苦笑い。さらに「チケット払っても、まだ2つぐらいのパビリオンでもいいじゃないですか。閉幕日2日前ぐらいにニョキニョキニョキっと出てくるとか。もっとおおらかに」と極端な例を示し訴えた。

 その上で「建築家の人が力入れるのは分かるんだけど、それも重要なんだけど、今回の万博って中身とかそういうものだから。今建築の部分で間に合う間に合わないって…。仮にちょっと簡素化しても僕はいいと思うんだけどね。ちょっとよ。プレハブとかはあかんけどね。今すごい建築を想定しているから、それをちょっと… ダメ? ちょっと簡素化」と高橋の顔色をうかがっていた。

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