昨年11月28日に敗血症のため61歳で亡くなった、俳優の渡辺徹さんのお別れの会が28日、都内のホテルで行われた。喪主は長男でタレントの渡辺裕太(34)と妻でタレントの榊原郁恵(63)が務め、榊原もあいさつに立った。
渡辺さんが亡くなってからも気丈に務めてきた榊原は、喪主あいさつで「この会をするにあたって、みなさんが色んな形で関わってくれて。皆さん、渡辺徹のためなら、徹のためならということで色々なことをやってくれた。何てこの人は愛されているんだ、この人はこうして皆さんと向き合ってきたんだと思いました」と語った。
そして「(本人が)今日、ここにいないのが残念です。こうした姿で皆さんに会ってもらうことになって、本当にすみませんでした。でも皆さんの心の中は、私が知らない渡辺徹さんの姿があるんだと思っています。今日はそんなエピソードトークをいっぱい聞きたいと思っています」とあいさつし、参列者から拍手を浴びていた。
祭壇は、渡辺さんと榊原の好きな赤やオレンジなどをテーマにオンジューム、ひまわり、カーネーションなど合計1万1850本の花で彩られ、太陽のような明るさ渡辺さんを表すイメージで、遺影はほほ笑む姿が映し出されていた。