椎名桔平、付き人時代の写真添えて寺田農さん追悼、多くの思い出つづり「本当に、ありがとうございました」

 俳優の椎名桔平が28日、インスタグラム更新し、14日に肺がんのため亡くなった俳優・寺田農さん(享年81)を追悼した。椎名は20代前半、2年ほど寺田さんの付き人を務めていた。

 当時の付き人時代の写真を掲載。「(寺田さんに)『師匠なんて呼ばないでくれ、普通でいいからな』と言われ、主催されていたサッカーチーム、『インポッシブルドリーム』にも参加させてもらいました。『付き人は2年以上やる時代じゃないから、後は一人で頑張りなさい』と言って、沢木耕太郎や関川夏央の本をくださいました。『俺はもう要らないから』と、シェイクスピアやジロドゥやカミユ他、たくさんの戯曲全集も頂きました。『おまえが将来、銀座に飲みに行けるようになって、その店が満席になったら次のお客のためにサッとお会計するんだよ』と、僕は無名でお金の無い時代でしたが、飲み方も教えてくれました」と回想。「時が経ち、何度か作品でご一緒する機会もあり、最後(に会ったの)は一昨年(2022年)の京都でした。同じシーンではなかったのですが、セットにいらして、僕の芝居を見てくれてましたね。ありがたかったです。本当に、ありがとうございました」と別れを惜しんだ。

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