6月の討論会で高齢による心身の衰えへの懸念が再燃し、民主党内で交代を求める圧力が強まっていた。来年1月まで残る任期の職務に専念するとし、共和党候補ドナルド・トランプ前大統領に対抗する後継の民主党候補としてカマラ・ハリス副大統領を支持すると表明した。
これについてパーソナリティーのフリーアナウンサー・垣花正は「NS、Xの世界では“バイバイデン”という言葉がトレンド入りしてまして」と話すと、森永氏は「バイバイバイデン〜♪」と鼻歌まじりに話してみせた。
さらに「実は4年前にですね、この大統領選挙があった時に、当時から高齢だったわけですよ。もう77かな、当時で。で、2期目は無理だろうと。だからこのハリス副大統領に禅譲するっていうのを込みで大統領選挙を戦うんだって言われてたんですね」と回顧。
「ところがですね、いざ大統領になってみると、ハリス副大統領に雑用全部任せてですね、ワシントンに足止めして、活躍の場を一切与えない、で自分はずっと大統領の権力に固執するっていう、どっかの国の首相みたいにですね、権力者として居続けるぞっていうのがどんどんどんどん強まって来て」とこれまでの状況を説明した。
「これね、私も年取って来て分かるんですけど、名前を、すぐ横にいる人の名前を間違えるとか、もう今はギリギリできても2年後3年後できるとは到底思えないワケですよ」と森永氏。「ただいろんな人がバイデンの首に鈴を付けに行ったんだけれども、頑として聞かないという状況の中で、今回の(トランプ前大統領の)暗殺未遂事件をきっかけに一気にバイデン降ろしが始まってですね、アメリカの報道だと、撤退するかどうかじゃなくて、いつ撤退するかだけの問題だと言われてたんですけれども、ついにその時が来たと」と語った。
一方で「アメリカのCNNの世論調査によるとですね、仮にハリスさんに候補者が変わったとしても、トランプ(前)大統領の方が支持率で3ポイントリードしてるので、まあ勝てないだろうっていうのが主な見立てなんですアメリカの」と解説した。
それでも「私はね、トランプ大統領はずるいなって思うのが、“神のご加護が私にあったんだ。私は神なんだ!”って、私はですね、選挙の政策で争うべきで、そこに神様持ち出したら反則だろうって」との私見。垣花は「強運の持ち主であることをアピールというね、ああいうこともちゃんと利用するしたたかさはあるんですよね」と話した。