２２日に急性大動脈解離のため死去したタレント、笑福亭笑瓶さん（享年６６）がレギュラー出演していたＢＳ―ＴＢＳ「噂の！東京マガジン」（日曜後１・０）が２６日、笑瓶さんの追悼企画として放送された。
冒頭で、フリーアナウンサーの森本毅郎（８３）が「本当に驚きましたけど、３２年間一緒に仕事をしていた笑福亭笑瓶さんが２月２２日に亡くなってしまいました。きょうはみんな集まったんだけど、まだ（笑瓶さんの座っていた）席があるんだよね。まあ言ってみれば身内みたいなものだから、弟を亡くしたような気に僕なんかはなっているんですよ。だからなかなか受け止め難いところがあるんですが」とまだ死を受け入れがたい様子だった。番組をともにしてきたメンバーそれぞれが、いつものスタジオで、その死を受け入れられない様子で「いまにも入ってきそうなねえ」「現実として受け止められないですよねえ」などと口々にその突然過ぎる死を受け止められない様子だった。山口良一（６７）は「びっくりしたんですけど、３０年間、隣にいたじゃないですか、さっきスタジオに入ったときに衝立がないのが、もういないんだな、と思いました。でもまだ信じられない感じなんですよね」と涙を流しながら感情を露わにした。
小島奈津子（５４）が「集中治療室で回復の待つのを待っていたのですが、本当に急でしたね」と言えば、森本は「死の前の日に番組スタッフから病院に運ばれたと一報を受けてね、前にもかれは心臓の病をやったから、またか、と思ったけど、とにかくがんばれと声援を送ってたんですが、それからしばらくして亡くなったという訃報が入って、後で聞いた話だと本人が意識があるときに、前の時とは場所が違う、今回は危ないかもしれない、と本人が言ったらしいんです」と振り返り、「おはようございます。どう大丈夫？と自分のことよりまず他人のぼくを気遣う人だったからね。順番逆んなっちゃたんだよなあ、と思って。悔しいんだよね」」と悲しみをこらえながら回顧した。
清水国明（７２）が「ゴルフなんかの話とかをふつうに楽屋でしていたんですよ。突然でしたね。すごい健康に留意していたんですよ。健康オタク的にしていた方で」と話せば、深沢邦之（５６）も「収録終わって聞いてからも、きょう森本さん元気だったなあ、とか楽しかったなあ、きょうなんか森本さん元気なかったなあ、とか常に人のことを気にかけて、気遣いの人でした」と言い、井崎脩五郎氏（７５）は「飲みすぎは駄目ですよ、と言われてねえ。ラーメンの食い方もコメの食い方も教えてくれましてね。それが先週でしたね、先週」と故人をしのんだ。
