森川葵「世界ってスゴい」 スポーツスタッキング日本代表として“銅メダル獲得”も涙「倒れなければ…」

 女優の森川葵(28)が28日放送の日本テレビ系バラエティー「それって!?実際どうなの課」ゴールデンスペシャル(後7・00)に出演。今月17〜19日に韓国で行われた「スポーツスタッキング」のアジア大会に日本代表として出場し金、銀、銅のメダルを“コンプリート”した快挙を振り返った。

 森川は同番組のレギュラー回(水曜後11・59)に出演しており、「テーブルクロス引き」「石投げ水切り」「アーチェリー」などこれまで様々な高難易度の技に挑戦。達人たちが長年かけて習得した技を、たった1日で成功させるなど“バラエティー番組の法定速度”を一切守らないことから「ワイルド・スピード森川」という異名がついた。

 今回挑んだ「スポーツスタッキング」は、カップをピラミッドのように積み上げ、再び元に戻すというスピードを競う競技。20年4月29日の放送で初挑戦すると、いきなり当時の日本大会3位の記録を上回る驚くべきタイムを計測。今年9月に日本代表選考に繋がる公式記録会で「3−3−3」「3−6−3」「サイクル」の3種目に出場し、選考基準タイムを2種目クリア。「3−3−3」では2.855秒が日本記録として公認されるなど、見事に日本代表入りを果たした。

 ついに世界挑戦することになった森川は「韓国来ましたね。ちゃんと日の丸をつけて、みんなの気持ちを背負っているので本気で出来る限りのことを全力でやりきって頑張りたいと思います」と意気込み。アジア大会では個人種目の「3−3−3」「3−6−3」「サイクル」に加え、団体種目の「3−6−3タイムリレー」「ダブルス」にも挑戦することになった。

 開会式では日本代表の旗手も務めた森川は、まず最初の個人「3−3−3」を2.879秒という全体4位の記録で予選突破。続く個人「3−6−3」も4.239秒の全体4位で決勝に進んだ。“苦手”だという「サイクル」でも自己最速13.2秒台を出したものの、全体5位で惜しくも予選敗退となった。

 個人予選を終え2種目の決勝進出が決まると「メダル目指して厳しい戦いになりそうですけど、頑張ります」とコメント。「3−3−3」決勝は自身の日本記録に迫る2.882秒をマークするも4位とメダルには届かず。それでも「3−6−3」決勝では1回目に“日本記録更新”となる4.054秒を叩き出し「よっし!!」と手応え。3位以内を確定させ、更なる記録更新を狙うも3秒台が出ていそうなスピードながら最後にカップを倒してしまい、無念の記録なし。初の世界大会で銅メダルを獲得する快挙を達成したが「(カップが)倒れなければ…」と悔し涙を流す場面もあった。

 そして、自らを指導してきてくれた同競技の“達人”瀬尾と組んだ「ダブルス」決勝では、“絶対王者”マレーシア組の11.608秒にあとあと0.35秒及ばずも…11.958秒で堂々の銀メダルを獲得。最後は団体「3−6−3タイムリレー」に日本代表のアンカーとして出場し、2回目に20.382秒の好タイムを記録。“絶対王者”マレーシアをついに撃破し、念願の金メダルを獲得すると「ヤッター!!やりました」と喜びを爆発させた。なお、同競技のリレーで日本人チームが優勝するのは史上初の快挙となったという。

 森川は団体で金、ペアで銀、個人で銅と3種目でメダルを獲得。1大会3個、メダルの色“コンプリート”という快挙に「やっぱ世界は強い!頑張っている人がたくさんいて、みんなの気持ち熱さが世界ってスゴいところだなって思わせるパワーがありました」と充実感のある笑顔を見せた。

 ▼スポーツスタッキング 競技は1985年頃に米国で誕生。12個のプラスチック製のカップを、決められた形に積み上げたり崩したりする。カップを積み上げて元に戻すまでの速さを1000分の1秒単位で競う。現在は世界54カ国に広まり、日本では05年頃から普及し始め、競技人口は約1万人。「3―3―3」(カップ9個、3個ずつピラミッド状に積み上げる)「3―6―3」(カップ12個)「サイクル」(3―3―3、6―6、1―10―1の順に行う)などの種目がある。脳の活性化に特化したスポーツで、集中力アップや認知症予防の効果が期待できるという。

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