■「公私ともにきたえられてきた先輩」
森久保が「公私ともにきたえられてきた先輩」というほど、何度も飲みにいっている仲の三木がゲスト出演した本放送で、ふたりの出会いや、飲み会での思い出話に花を咲かせていく。そんななかで森久保のやらかしエピソードとして、三木とのサシ飲みで、翌日、記憶をなくすほど酔っ払ってしまったという森久保は、その後の謝罪の電話で、三木から「大丈夫!ずっと俺を呼び捨てにしてただけだから」と衝撃の事実が伝えられ、ふるえあがったことを語る。「これ、覚えてないって、地獄よ」と当時をふり返る森久保の一方で、三木は「三木さん。いや、三木でいいっすか?ってね」「超かわいい〜って思った」とほほえむ。
その後、「呼ばれ方なんか、どうでもいいのよ。彼の話したいことの中身が伝わればいいから。ちゃんと思いを伝えるような人間が、(酔っ払って)そうなっていくならぜんぜんいいよって」とふところの大きさを見せた三木に、森久保は感謝を送りつつ、「なんかすべてがうれしかったんです。ほかの人に言ってない話を聞かせてくれたこととかがうれしくて、パーンってなっちゃった」とふたりの仲むつまじいエピソードに、現場はなごやかな空気に包まれていた。
■お酒は進んでいき
その後も、お酒は進んでいき、芝居についての話題では、オフは何をしているか聞かれ「台本を読む」と答えたり、まわりの日常会話に「このイントネーションは…」「この人の話し方いいな」などと常に反応してしまうというほど、芝居にストイックな三木が、そのこだわりを明かした。
まずは、外画の吹き替えでのこだわりで、外画では原語ながらもすでに“完成品”があるため、役者の自分を忘れた、いち視聴者の視点で見られると語った三木は、フラットな状態で見ると「感情の動き方が違う」と話し、改めて役者に戻った際、その時、得た感情を芝居に生かしているという話に、大感激の森久保は、「え〜っとパクっていいですか?」「我がことのように後輩に教えていいですか?」と話し、笑いを誘う。
また、その芝居への情熱はオフの海外旅行でも発揮され、日本では、常に仕事脳になってしまうため、仕事から自分を離すためにいく海外旅行が好きだという三木だが、「海外へは、ふだん日本では動かないところを埋めるためにいく」とそこで感じた五感を仕事に生かしていると話し、結局は芝居のためであることが明らかになる。森久保は思わず「そんなバカンスある?そこまで考えたことないっすよ」と驚きの声をあげ、いつ何時も芝居のことを考えている三木に感激していた。