文枝の「いらっしゃ〜い!」のギャグで新婚夫婦をスタジオに招き入れて、突拍子もない夫婦の発言に、椅子から転げ落ちる様子がトレードマークとして親しまれてきた同番組。文枝は1971年の放送開始から約51年間、休むことなく司会を担当した。2015年7月には、番組開始から15年6月7日放送分までの44年127日が「同一司会者によるトーク番組の最長記録」としてギネス世界記録に認定。山瀬は97年から25年間、アシスタントを務めた。
名コンビでの放送は、この日がラストということで、約50組の元“新婚さん”カップルがひな壇で観覧。過去に登場した面白カップルを振り返り「胸キュン!純愛部門」「理解不能!お国言葉部門」「アメイジング!国際結婚部門」「予想外!ハプニング部門」でそれぞれ大賞を選んで盛り上がった。
最後のあいさつで、文枝は「初めから51年やろうと思ってやってきたわけじゃなくて、いつ終わるか、いつ終わるかと思いながら頑張ってきたら、いつの間にか51年3カ月になっていたというのが正直な気持ち」とコメント。「この番組を支えていただいたのは、スタッフの方、出場者の方、これを見て頂いたみなさんです。わたくしはきょう、終わりますけども、ありがたいのはこの番組がまだ続くということと、『新婚さんいらっしゃい!』という名前、これをまた使っていただいて」と感謝も。「次の司会者である藤井隆君を応援してあげてください」とエールを送り、「私は次の夢を追いかけて頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」と頭を下げた。そして「新婚さん」と叫び、山瀬、観客らが「いらっしゃ〜い」といつものコール。最後に文枝は1人で「万歳」と締めくくり、拍手を浴びた。
4月からは藤井隆、井上咲楽のコンビで放送を継続する。