桂文枝、最後はみんなで「いらっしゃ〜い!」…51年間司会を務めた「新婚さんいらっしゃい!」卒業

 落語家の桂文枝とタレント・山瀬まみが27日、テレビ朝日系バラエティー「新婚さんいらっしゃい!」を卒業した。文枝は司会を51年間務め、山瀬は25年間7代目アシスタントを担当した。

 この日放送の1時間特番「50年!5000組!新婚さんアカデミー大賞SP」は、過去に出演した新婚カップルを観覧席に招き、一緒に名場面のVTRを懐かしく見入り、笑顔を見せた2人。

 1971年1月31日の放送開始から約51年、司会を務めてきた文枝は「51年3月やりましたけれども、初めから51年やろうと思ってきたわけではなくて。いつ終わるか、いつ終わるかと思って頑張ってきたら、51年3か月になっていたというのが正直な気持ちでございます」とあいさつ。

 そして97年から25年、番組を共にした7代目アシスタント・山瀬がバトンを受け継ぐと「本当に25年間、お世話になりました。ほぼ人生の半分。本当に楽しかったです」と目を潤ませ、新婚さんに向け「ご縁をいただきありがとうございました。(自分の)夫婦生活でも初心に戻ることができた。皆さんとの出逢いが1ページをちょっとでも彩れたかなと思うと、ステキなお仕事をさせていただいたと思います。これからも皆さんずっと元気で幸せでありますように。ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。

 最後に文枝が「ずっとやってきたわけですけれども、この番組を支えてくれたのはスタッフの方、そして出場していただいた方、また番組を見てくれた皆さんであります。私はきょう終わりますけれども、ありがたいのはこの番組がまだ続くということと、『新婚さんいらっしゃい!』という名前を使ってずっと続けて頂いて。次の司会者は藤井隆さんに決まりましたけれども、どうか藤井隆さんを応援してあげて頂きたいと思います。皆さんに感謝しかありません。そして私は私でまた次の夢を追いかけて頑張っていきたいと思います。51年3か月、あっという間でしたが、ありがとうございました」と51年間3か月の最後の言葉を伝えた。そしてスタジオ出演した新婚さんと、リモートでの出演となった新婚さんと一緒に「いらっしゃ〜い!」と盛大に明るく番組を締めた。

 4月3日放送からは藤井隆、井上咲楽の新コンビが進行する。

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