劇作家の根本宗子が16日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた映画「もっと超越した所へ」(山岸聖太監督)公開記念舞台あいさつに登壇。自らが15年に上演した同名舞台を原作に、自ら脚本を担当した映画の公開記念舞台あいさつへの感慨を口にした。
全国88館に舞台あいさつがライブビューイングされたことを踏まえ「7年前、自分が演劇でやっていた作品で、まさか全国88館、ライブビューしていただくような映画作になるなんて…。本当に人生のご褒美のような時間を味わわせていただいています」と感激した。
この日は自身、33歳の誕生日だった。そのことを司会、俳優陣から祝福されると「いいんです…そんな、誕生日は。ありがとうございます」と照れた。その上で「普通、初日に映画も舞台あいさつはあると思うんですけど、この間、前田さんの方から『舞台あいさつは、お誕生日に合わせたんですか?』と聞かれて」と主演の前田敦子(31)からの質問を明かした。
この日は、前田が出演するミュージカル「夜の女たち」の、兵庫県立芸術文化センターでの公演が最終日を迎えたタイミングだった。根本は「前田さんの舞台が終わるのを、待ちに待って今日だったので、前田さん合わせです」と語った。その上で「前田さんのおかげで、縁あって、この日になったのでダブルで…こんなの、人生で、もうないと思うんで」と前田に感謝した。
そして「恋愛映画とくくっていただいて宣伝してきたんですけど、恋愛じゃないところで、人と共存する事って難しいよね、ということとか、乗り越えていく勇気みたいなものを受け取ってもらえたら、とってもうれしいなと思って、今日を迎えました」と語った。