2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(10月2日スタート)の記者会見が8日、都内で行われ、ヒロイン・花田鈴子役の趣里、鈴子の父・花田梅吉役の柳葉敏郎、鈴子の幼少時代を演じる澤井梨丘、作者・足立紳氏、音楽を手掛ける服部隆之氏らが出席した。
柳葉が演じる鈴子の父・梅吉は、大阪の下町・福島で銭湯を営み、個性豊かな常連客たちの社交の場を作っている。映画と芝居とお酒と美味しいものが大好きな道楽者。情にもろい性格で、鈴子の夢を応援する。
今作で「36年ぶり」の朝ドラ出演を飾る柳葉は「やったー!という感じですね。これでまた少し仕事が増えるかな。本当に、本当に喜びました」とジョークを交えながらコメント。
さらにひと足早く第1週を鑑賞して「懐かしかったです。撮影現場、控室もあのまんまでにぎやか、活気のある現場でした。鈴子が大スターになる土台となる場所。大スターになるであろう鈴子の基盤の一部として、やったなという思いで(第1週を)見させていただきました」と感慨深げに話していた。
タイトルにある『ブギウギ』とは、陽気で踊り出したくなるような音楽リズムの一種で、多くの人を明るく元気にしたいという思いを込められている。ヒロイン・鈴子は、香川生まれの大阪育ち。銭湯の看板娘から、“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていく。大阪の華やかなステージ、生まれ故郷・香川への思い、そして夢を追いかけ東京へ…。さまざまな舞台が作品を彩り、今作は「これまでの朝ドラにはないほどの歌と踊り」が出てくるという。