柚希礼音(43)が22日、都内スタジオで、主演ミュージカル「FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜」(6月5日初日、東京国際フォーラムホールCほか)の公開稽古を行い、ソニン(40)らと取材会に出席した。
19年に柚希、ソニンらで初演された作品。19世紀半ばのアメリカ北部の紡績工場が舞台。女性の権利を求めて労働運動を率いた実在の女性、サラ・バグリーとハリエット・ファーリーが、劣悪な工場の中で働かされていた女性らの尊厳と労働環境の向上を求めて、世の中を動かしていくヒューマン・ストーリーだ。
再演ではあるが、新曲が加わり、セリフも振り付けも新しくなっているという。柚希は「(初演から)3年半がたって、みんなそれぞれ歩んできた道があります。初演を思い出すというよりも、本当にイチから作り直している感じです。今の自分たちが思うものを使いながら(演出の)板垣(恭一)さんに新しいパスをもらいながら作っている感じです」。
ソニンも「再演というと、ほぼベースは同じで、キャストが変わったりすると色が変わるよねっていうぐらいのが多いんですが、今回は本当に振り付けからセリフ、曲も変わり、さらに作り上げていく、お稽古を今しています。あと、みんなの向上心で、みんなで作り上げて、みんなでこうしようっていう意見が飛び交っているけいこ場が、本当に毎日刺激的です」と話した。
最後に、柚希は「女が男を責めたい作品ではなく、女だから文句を言ってるわけじゃなく、人間としての権利について言っている作品なのかなと思います。なので、見てくださった方が、それぞれ自分に期待をして、まだ自分は変わっていけるって、ワクワクできる作品になっているんじゃないかと思います」とPRした。
会見にはほか、実咲凛音、清水くるみ、平野綾が出席。