■「東京タワー」とは?
江國香織による同名の小説を連続ドラマ化した同作。21歳の青年・小島透(永瀬)と20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷)、大学生・大原耕二(松田)と孤独を抱える主婦・川野喜美子(MEGUMI)という2組の男女の禁断の恋を、令和ならではのストーリーとキャラクターで描き出す。
■板谷由夏“詩史”との時間を幸せを感じる永瀬廉“透”
楓(永瀬莉子)とホテルに来た透。楓をベッドに押し倒すが、詩史のことを思い出して我に返る。「ごめん…無理だ」とつぶやく透に対し「絶対不幸になるよ」と涙を流す楓。
詩史のことを好きだと改めて感じた透は、詩史とカフェへ。「あの時は電話に出られなくてごめん」「詩史さんといるのが辛くなってた、だから逃げ出そうとしてた」と素直に打ち明ける。しかし、続けて「でも、気づいたんだ。僕の目の前に詩史さんがいる、それが一番」「僕には詩史さんが必要なんだ」と思いを訴える。詩史も透と同様に、電話をかけたあの日、どうしようもなく会いたい気持ちが募っていたのだった。
後日、デートでホテルに来ると携帯の電源を落とす詩史。詩史もまた透との時間を大切にしようとしていた。
■感情的にぶつかる松田元太“耕二”とMEGUMI“喜美子”
一方、由利とのおうちデート中に喜美子から電話がかかってきた耕二。「今から会いたい」と言われ「今は無理だよ」と伝えるも食い下がる喜美子。すると、由利が現れ耕二を呼ぶ声が電話越しに伝わってしまう。結局、耕二は喜美子のもとへは向かわなかった。
後日、喜美子の家を訪れるが不機嫌な様子。「会いたいときに会えないなんて最低」と怒る喜美子に対して「会いたいときに会えないのは喜美子さんのほうだろ」と感情的になる。ヒートアップしていき喧嘩になる2人。しかし、耕二は欲望を抑えきれずに荒々しく喜美子に口づけをする。
苦しみから脱却した透と、由利がいながら喜美子との関係に溺れていく耕二の姿に、Xでは「切ない…だけど応援したくなる」「カッコ良すぎてやばい」「東京タワー見て泣いた」「きゅんが止まらない」「えぐすぎる」という声が集まっている。第5話放送後、「#詩史さん」がトレンド入りとなった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部