元乃木坂46の松村沙友理(31)が7日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に出演。自民党が4日の党紀委員会で、派閥政治資金パーティー裏金事件に関係した議員ら39人の処分を決定したことについて言及した。
安倍派の衆参両院トップの立場にいた塩谷立座長(74)と世耕弘成前参院幹事長(61)に、離党勧告を突きつけられた。一方で、当時の会計責任者が立件された岸田派の会長を務めた岸田文雄首相や、次期衆院選不出馬表明の二階俊博元幹事長はおとがめなしとなった。
松村はフリップで「岸田総理が処分されないのはなぜ?」と訴え「怒ってます!」と両拳を耳元まで引き上げ、ファイティングポーズをつくった。
「企業とかだと一番のトップの人が出て、謝罪するのが当たり前というか、そういうことが多いのに、岸田さんは総理だし、自民党総裁だし、何にもなしみたいなのは、よく普通にいられるな」と一気にまくし立てた。続けて「しゅしゅ〜っていう顔してるな〜と思って」と口をとがらせた。
元内閣官房参与で慶大大学院教授の岸博幸氏は松村の疑問に対し「実はこれが一番の問題点と思ってまして」と追随。「さゆりんご(松村の愛称)さんは怒ってますけど、私は真剣に激怒してまして。つまり岸田派の会計責任者は実際に立件されてるわけですよ。それならば、派閥のトップだった人にも責任ありますよねと。あと、自民党ってい組織のトップじゃないですか。自民党でこれだけいろいろと問題があったわけで。それで責任取らないのは、民間の感覚ではありえない。こんなことやっていたら、民間の企業はつぶれます」と解説した。