ニュースキャスターでジャーナリストの安藤優子が、14日放送のフジテレビ系情報番組「ワイドナショー」に出演。週刊文春による性加害疑惑報道を受け、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志が裁判に注力するために芸能活動休止を表明した件に関して「裁判に注力したいっていう松本さんの判断はとてもよく分かります」などと一定の理解を示した。
松本は昨年12月27日発売の週刊文春で、過去の女性への性行為強要疑惑を報じられた。1月8日には所属事務所の吉本興業が「（松本は）さまざまま記事と対峙して、裁判に注力したい」として芸能活動の休止を発表していた。番組では松本の件に関して約19分間取り上げた。
安藤は、松本が裁判に踏み込んだ判断について「とことん自分としては決着をつけて、白黒をはっきりさせたいっていう思いだと思う」とおもんぱかった。さらに「その裁判で争われる事実関係っていうのは、もし週刊誌の報道が事実だとすれば、密室の中の出来事なので、当事者同士しか分かり得ないわけですよ。それは裁判で雌雄を決していただくしかなくて、私が第三者がそこの場にいたわけでもないのに、何が起きたんだろうっていう想像の範疇（はんちゅう）で何かを言うことは、私はナンセンスだというふうに思っています」。第三者が想像に基づいてコメントする事案ではない、との私見を述べた。
さらに週刊誌に報じられた内容が、笑いに変えられる内容ではないと前置きした上で「（週刊誌報道が）事実なのか事実無根なのかは置いといても。それを背負いながら、一方で笑いというものも同時に背負うっていうのは、私はちょっと無理があるなと思うので、やはり裁判に注力したいっていう松本さんの判断はとてもよく分かります」と松本の活動休止の判断に理解を示した。
