お昼寝が大好きなのび太にちなんで、「最近、どんな夢を見たか」という質問に、松岡は最近に限らず「せりふを全部忘れる夢を見る」と告白。「現場に行って、芝居をしようとしたら、覚えたはずのせりふが、一つも出てこない。そういう夢をよくみる」と話した。すると、ドラえもんが「僕がアンキパンを持っていってあげたい」と励ますと、松岡は「(叶えたい)夢のハリウッドに行った時は、ほんやくコンニャクもいいかしら」とおねだり。もちろんドラえもんは気前よくOKと答えていた。
そんな松岡に、「ダンスの振りを覚えるのが苦手」な人から「どうやってせりふを覚えているのですか?」という質問が。松岡は「せりふに興味を持つことを大事にしています。役によっては自分が全然知らない分野のせりふもあるので、どういう意味なのか調べて、好きになると、せりふ覚えが良くなる気がする」と答えた。「せりふとダンスの振りは違うと思うけど、ダンスは好きでやっていると思うから、大好きな気持ちを大事にしたらいいと思う。最悪、入らなくても(振りを覚えられなくても)いいよ!」と、何事も深刻になりすぎないようアドバイスを送った。
ほかにも、新生活に不安を感じている人からの質問に“大人”のアドバイスを送った松岡。人見知りな性格を気にしている人には「私も人見知りだし、人見知りじゃない人の方が少ない」と言い切り、会場の観客に「人見知りだと思う人」と尋ねると、ほとんどの人が手を挙げた。松岡は「周りもみんな人見知りなので、おしゃべりしてみたいな、と思ったら、一歩、いや半歩ずつでもいいから勇気を出してみて」、ドラえもんは「あいさつから始めてみよう」と呼びかけた。
また、のび太は「僕は困った時はすぐドラえもんに頼っちゃうけど、新生活で不安になったら、安心できる人に連絡してみよう。きっとひみつ道具に負けない力を与えてくれるんじゃないかなって思います」。
学生時代、クラス替えの前は不安でたまらなかったという松岡だが、「振り返ってみれば学生時代はあっという間。学校を卒業してからの方が長い! 大人になってからの方が、たっぷり時間があります。今、焦らなくても全然大丈夫。それよりも、制服を着るとか、教室の黒板とか、学校生活そのものを見つめていてほしい」と、学生時代になにげなく過ごしていた中に二度と味わえないものがたくさんあることを伝えていた。
松岡の“大人”のアドバイスに「いっぱい勉強になっちゃったよ」と感心するドラえもんに、松岡は「ドラえもんは年上なのかな?」と質問。ドラえもんは「年下です!」と即答し、会場の笑いを誘っていた。