ソニー生命保険が、小学生(5〜6年生)と中学生が所属する少年野球チームを対象に2024年8〜9月にかけて3回開催予定の本イベント。その第1回は、石川県金沢市の少年野球チーム「金沢城東メッツ」に所属する5〜6年生の選手20人が参加した。
松坂は、同チームのスローガンである「努力するものに栄光あり」に関連するエビソードとして、「難しいことではなくていいので『ずっと続けること』が大切です。僕は、野球道具に触ることを、手術をした日も含め、現役時代に必ず実践をしていました。ずっと続けられることを継続することが、大きな目標を達成することにもつながります。小さな目標から毎日努力を続けてほしいです」と子どもたちに話した。
また、春の全国大会出場を目標に練習に励み、残念ながら初戦敗退という悔しい思いをしたという選手たちに向けて、「自分も小学生の頃は、あまり勝つことができきませんでした。ただ、自分より強い人がいることが刺激にもなり、負けたことが悔しくて努力することもできました。“負け”も大切にして成長してください」と力強い激励の言葉を送った。
野球教室は、キャッチボールからスタートし、ピッチング指導では、実際に松坂がマウンドに立ち、基本のフォームや力の入れ方を丁寧に指導。「軸足のかかとから、ホームプレート上にまっすぐ足を踏み出すことが大切。ホームプレートにラインを引き、そのうえに足を踏み出すと良い。僕は辞めるまで同じことを続けてきたので、今はわからなくてもイメージだけしておいてほしい」と熱血指導を繰り広げた。
また、松坂がパッティングを披露するシーンでは、子どもたちが大興奮。力強い打球に保護者からも拍手と歓声が上がり、球場内で沸き起こる「もう1回!」のアンコールにも笑顔で応え、球場を沸かせた。
野球教室終了後には、子どもたちや保護者からの質問に答えるトークショーを実施。今まで対戦した中で1番良かったバッターは誰ですか?」と聞かれると「僕が中学生から見てたイチローさんはもちろんですが、アメリカに行ってからはヤンキースのデレク・ジーター。難しいボールをあり得ない方向に打たれることもありました」と回答。そのほかにも、ピンチを乗り切る方法や試合前のパワーご飯、高校時代に体験したPL学園対横浜延長17回に関するものなどさまざまな質問が飛び交った。
イベント終盤には、記念撮影やサイン会も実施。子どもたちは少し緊張した様子を見せながら感謝の気持ちを述べ、松坂さんは「頑張ってね」と一人ひとりにエールを送った。