東映会長兼社長に就任した多田憲之氏 手塚社長急逝に「皆が言葉を失い動揺の最中」もグループ一丸の誓い

 東映株式会社は14日、代表取締役社長の手塚治(てづか・おさむ)氏が死去したことを発表した。62歳だった。通夜・告別式は近親者による密葬で執り行われ、後日、お別れの会を執り行う予定。手塚氏が亡くなったため、代表取締役会長の多田憲之氏が社長を兼務することが発表された。

 手塚氏の急逝で代表取締役会長兼社長に就任した多田憲之氏は「突然の訃報に、皆が言葉を失い動揺の最中におります。昨年7月に大組織改革を果たし、そして昨年のラインナップ発表会で宣言した『創業以来最高の成績を出す』を実現した矢先でした。彼は東映株式会社の更なる成長を誰よりも熱望し、社員を牽引してきておりました。今こそ東映グループ社員がより一層力を合わせ、成長に勇往邁進する時です。これまでの皆様のご厚情に感謝申し上げるとともに、今後とも東映株式会社のへのご助力とご協力をよろしくお願い申し上げます」と無念の思いをにじませながら、社員一丸となって手塚氏の思いを引き継いでいくことを誓った。

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