ネットでは午後7時半から1時間半に及んだ「大岡越前スペシャル」と、午後9時からの「必殺仕事人」を見た人も多かったようで、X(旧ツイッター)では「東山紀之の大岡越前が終わったら、東山紀之の必殺が始まった」「大岡越前からの必殺仕事人 何気に東山紀之Night」などの声が上がり、「必殺仕事人」はトレンドワード入りした。
俳優・東山の最後でもあり、「俳優東山紀之の見納めかと思うと寂しい」「最後の東山越前、見応えあったなあ」「東山さんもったいない…」など惜しむ声が多く、藤田まことさんから引き継いだ「必殺仕事人」に関しては「東山さんまたいつか戻ってきてほしい」「誰が継ぐのかな? 中村主水役」「みんな東山さんの主水復活待ってます」などの声も上がっていた。
東山は最後の公の場となった26日のディナーショーで「皆さん、今まで本当にどうもありがとう!皆さんのお陰で素敵な青春を作ることができました。デビューして38年。良きときも大変なときも、常に励まし、支えてくれて本当にありがとう。皆さんの笑顔に何度救われたか…数え切れません」と、ファンに感謝しつつ、40年以上過ごしたエンターテインメントの世界に、笑顔で別れを告げた。
1979年に芸能界入りし、85年に少年隊として「仮面舞踏会」でデビュー。俳優としても主演を務めたテレビ朝日「刑事7人」シリーズが人気を博すなど、活躍した。かねて生涯現役を宣言するほど、エンターテインメントにかける思いは強かったが、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、藤島ジュリー景子氏に代わって9月5日付で旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.)の社長に就任。年内での芸能界引退を発表していた。
来年からは「SMILE―UP.」の社長として、故ジャニー喜多川氏の性加害問題の被害者への補償、救済に専念。SMILE―UP.は補償終了後に廃業し、東山も役目を終えることになる。生粋のエンターテイナーだけに、再び表舞台に現れる日が来るのかに注目が集まる。