自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治倫理審査会(政倫審)が29日と3月1日に開かれることが決まり、岸田首相は29日、現職首相として初めて政倫審に出席する。
このニュースを番組で取り上げた際に意見を求められた杉村は「岸田さんが政倫審に出る!かも!みたいな速報が10時過ぎぐらいに入ってきてびっっっくり!しましたね」とまずはコメント。
さらに「今回は内閣総理大臣としてっていうよりも自民党総裁として多分ご出席になるんじゃないかなと思うんですけどね」としたうえで「これはかなり凄いことだと思いますよ」「歴史的なことだと思いますよ」などと驚きを語った。
また、岸田首相が何度も繰り返している「信頼回復」という言葉から、岸田首相がよく使うフレーズとして「緊張感をもって対応する」「注視していく」「適切に対応する」「あらゆる選択肢を排除しない」「検討を加速する」などがあると番組がまとめて紹介。
これについて杉村は「確かに岸田さんは“検討する”はよく使いますね。検討三段活用みたいな。検討する。前向きに検討する。検討を加速する。で、最近ね、検討を指示するってのもあるんですよ。最近、これ、新しいやつ」としてまずは笑いを誘った。
そして、あいまいな言葉に終始して断言することのない岸田首相について「明らかに小泉さんとか安倍さんとは全く違いますよね」ともコメント。
「たとえば小泉さんなんかはみんなでご飯食べに行く時に“よし分かった!一番うまいフグ食わせてやる”と。こうやって引っ張っていくんですよ。だけど、岸田さんの場合はみんなに“何を食べたいですか?”と聞いて、みんなが好き勝手言った時に最後に“じゃあ、ファミレスでも行くか”と。“全部あるから”と。これって反対もしづらくないですか?“じゃあ、行きますか”みたいな。そういう調整型なんですよ」と“太蔵流”で表現し「だから人生で一度も断言したことないんじゃないですか?」と断じた。
なお、杉村自身は断言したことがあるのかを最後に問われると「ほとんど断言して、なかなか実行されてないわけですよね。これは最悪でしょ?」と自らを落として笑わせた。