とんねるずの木梨憲武（61）が27日、都内で初の自伝「みなさんのおかげです 木梨憲武自伝」（小学館刊行）の発売記念プレス取材会に出席した。
還暦のタイミングを迎えた約1年半前から「昔を思いだしながら」妻の成美さんや周囲に話を聞きながら執筆した。出来栄えに「高卒の文筆なので大学行っとけば良かった（笑い）。あれが精いっぱいの形」と苦笑したが、「生まれてから今日現在のこと、通ってきたことは全てこの中に入っていると思います」と自信ものぞかせた。
自身の生い立ちや、妻との出会い「とんねるず」の結成秘話などがつづられている。「奥さんに出会うタイミングとか聞きながら。貴さんの方には何も言わないで勝手に書かせて頂きました（笑い）」。妻の成美さんとの出会いは映画での共演がきっかけ。当時を振り返り「キスシーンがあったので、オレの勘違いから（笑い）。台本なのに。そういうところから出会って、ぐいぐい攻め込んで。今月30周年、あっという間の30年でした」と愛妻との出会いを照れながら振り返った。
長年の夫婦生活で別居の危機もあったことが今回の執筆活動中に発覚。「成美さんに確認したらそう思ってた時期があるみたいです。オレにはあまり記憶がないんですが…」と笑いを誘った。
26日に発売され、わずか1日で重版が決定。現在の1位は人気キャラクターおぱんちゅうさぎの本。「目指せ、おぱんちゅうさぎでやっています。そういうこと聞くとうれしいんですけど、今（ドラマの）台本を読んでないといけない。奈緒ちゃんと、なるさんに台本読んでいないと怒られる。たくさんの方に読んで頂いてうれしく思います」と感謝した。
