■試合後の会見はキャンセル
格闘技イベント「FIGHT CLUB」(19日、ABEMA PPV ONLINE LIVEにて全試合生中継)第7試合、70キロ契約
MMAファイターの朝倉未来が、キックボクサーのYA-MANに1R1分17秒KO負けを喫した。この試合は未来にとってプロキックボクシングデビュー戦で、7月30日の「超RIZIN.2」で敗れて以来の“再起戦”だったが、衝撃的な結末となった。未来は試合後の記者会見には姿を見せなかったが、その後自身のSNSを更新し、「客観的に見てみて これはもう引退ですね」とつづった。
未来は試合後に自信のインスタグラムを更新。「全く記憶がなくて、自分が何者かもわからない状態で朝倉未来を調べて客観的に見てみて これはもう引退ですね」と引退を切り出した。
さらに「何でこんな自分に沢山のファンがいるかもわからない状態ですが、長い間本当に格闘技にはお世話になりました ありがとうございました 今の気持ちです」と格闘技への感謝とともに、率直な思いをつづった。
相手の土俵に上がった未来だったが、何もできずに終わった。主導権をYA-MANに握られた。開始1分、コーナーを背負うと、右ストレートで終わるコンビネーションを当てられダウンを喫した。
何とか立ち上がったが、その後YA-MANのラッシュを被弾し続け、レフェリーに試合を止められた。
試合後の記者会見には姿を見せず、関係者は脳震とうのためと説明。この試合の前にリングに上がり、木村“ケルベロス”颯太とドローだった、同じジャパン・トップ・チーム(JTT)所属の白川陸斗は、未来の状態について「ダウンしちゃうと記憶飛んじゃう。『YA-MANと試合したの?』みたいな状況。まともに会話できる状況じゃない」と深刻な状況を説明していた。
同イベントは、格闘家のYA-MANがプロデューサーを務める新格闘技イベント。ルールは「オープンフィンガーグローブ(OFG)を使用、攻撃はパンチ、キック、ヒザ蹴りのみ。時間は3分×3Rの延長戦なし(インターバルは60秒)」となっている。この試合は判定を行わず、3R終了時点で決着がついてない場合はドロー決着。ENCOUNT編集部