朝ドラ『舞いあがれ!』の由良先輩・吉谷彩子「福原遥さんは今まで会った人類で一番いい子」

朝ドラ『舞いあがれ!』の由良先輩・吉谷彩子「福原遥さんは今まで会った人類で一番いい子」

連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演する吉谷彩子(C)NHK

(ORICON NEWS)

 俳優の福原遥がヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(月〜土前8:00総合/前7:30BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)に出演する由良冬子役の吉谷彩子が、ドラマについて、主演の福原遥について語った。

 本作は、1990年代から現在までを描く。福原演じるヒロイン・岩倉舞(いわくら・まい)が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマとなっている。

――『舞いあがれ!』に出演することが決まったときのお気持ちは?
決まったときは、めちゃくちゃうれしかったです!朝ドラへの出演は3回目になりますが、長期間しっかり出演するのは今回が初めてです。オーディションを受けたときに、田中監督から「年下は好きですか?」と言われて、私は先輩役かなと思ったんです。そして、実際に話がきたときに、あこがれの先輩の役だと聞いて、やっぱりそういうことだったのかと思いました(笑)。かっこいい女でいなければということでプレッシャーもありましたが、うれしさの方が大きかったです。気が強い女の子の役は過去にもありますが、情に厚くて、姉御肌のかっこいい先輩というのは初めてだったので、役作りは難しかったです。

――自身の役を演じる上で取り組まれたことを教えてください。
アスリートの役は初めてです。やせすぎると後々のエピソードで困るため、体力や筋肉量を増やそうと思い、運動量を増やして筋トレすることにしました。役が決まってからすぐに自転車を購入して、行ける範囲はほとんど自転車移動にしました。人力飛行機のペダルはかなり重くて、しかも漕ぐペースが決まっています。体験してみたのですが、すぐに息が上がってしまいました。

私は中学、高校と陸上部で、種目は短距離だったのでちょっと違うところもあるのですが、努力の積み重ねや、自分との戦いという意味では、由良と重なる部分がありました。実際の機体はとても繊細で操作が難しく、持ってはいけない部分や強く引いてはいけない部分があったので「壊してしまったらどうしよう!」と緊張しました。しかも、機体の中がとんでもなく暑くて。ロケは5〜6月でしたが、サウナ状態でした。風がすき間からしか入らないので、撮影時は中に風を入れてもらったりしました。

――物語や舞役の福原遥さんの印象を教えてください。
「なにわバードマン」編は、舞がパイロットを目指すきっかけになります。みんなが舞の背中を押して舞が少しずつ成長していき、みんなで支え合う、熱い友情が見どころです。福原遥さんは、とってもいい子です。今まで会った人類で一番いい子。あんなにいい子は見たことがないぐらい。本当に大好きです。私が少しじんましんが出たことを話したら「ビタミン摂ったら良くなるかなと思って持ってきました」とサプリメントを持ってきてくれました。そんな彼女だからこそ、私自身も、由良としても、彼女を支えていきたいなという気持ちになり、しっかり役に反映できました。由良を演じることができたのは彼女のおかげだと思います。

――放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
最初、由良は舞に対して「何こいつ?」と思っているし、舞から見ても由良のことは怖い印象しかないと思います。でも、由良の舞に対する気持ちは回を重ねるごとにどんどん変化し、ただの後輩ではなく親友に近い存在になっていきます。舞の頑張りを見て、由良も気持ちを動かされてどんどん深まっていくというところが、結構いいグラデーションに仕上がっているのではないかと思います。

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