NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第30話が10日、放送され、初披露された轟太一（戸塚純貴）の「フォーマル姿」に視聴者が沸いた。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優、伊藤沙莉が主人公の猪爪寅子を演じている。この日は、第6週「女の一念、岩をも通す？」（第26〜30話）の最終日で、日本初の女性弁護士となった寅子たちの祝賀会が母校の明律大で開催された。祝賀会には多くの報道陣や来賓とともに。一足早く合格した学友の花岡悟（岩田剛典）や寅子と一緒に試験を突破した轟らが招かれた。
轟は寅子と同期で、「男は強くあるべし」という信念を持ち、努めて男らしく振る舞ってきた。バンカラな学生で、学ランと学帽という身なりが基本スタイル。寅子と同様、2度目の受験で高等試験（現在の司法試験）に合格し、祝賀会には洋風の正装で参加した。口ひげはたくわえたままだったが、ベージュのジャケットに同色系のネクタイ、チャコールグレーのパンツという格好で会に出席。この日のヤマ場となった寅子の「演説」を真剣に聞く姿などが見られた。
初めて見る轟の「フォーマル姿」に視聴者は大盛り上がりで、X（旧ツイッター）には「めっちゃ似合っている」「かっこよかった」「一瞬、誰かわからなかった」「新鮮！」などのコメントがズラリ。また「演説後の轟の笑顔に救われた」「友達の合格を心から祝えるところがいい人すぎる」と書き込んだり、この日の出番が一瞬だったことから「轟がたりない…」と嘆く人もいた。
