20日放送されたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で、劇中のラジオ放送から大相撲の大横綱大鵬の名前が流れるシーンがあった。
ヒロイン暢子(稲垣来泉=子役)の家で姉の良子が勉強中、ラジオの大相撲中継で「西が大関北葉山、東は前頭5枚目、大豪…」と実況が流れる場面。良子が「ニーニーうるさい」と放送を聞く兄賢秀に音量のクレームをつけると、賢秀は「次の次が大鵬なわけよ」と返した。
この取組が該当するのは1964年九州場所3日目。この場所、大鵬は14勝1敗で15回目の優勝を遂げている。北葉山は身長173センチ、体重119キロと大きくない体で優勝1回の名大関として知られる。
前作の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」では、高校野球の実況中継が時代を物語った。「ちむどんどん」では64年東京五輪のマラソンで大会2連覇を飾ったアベベの名が出ており、ここにきて相撲が取り上げられた。
SNSでは「巨人・大鵬・卵焼きの時代」と懐かしがる声や「64年は元祖沖縄の星 広島・安仁屋投手がデビュー」とプロ野球の名投手の名前を聞きたかったとの感想が投稿された。
同ドラマの舞台である沖縄で相撲といえば、幕内まで出世した琉王。ドラマと時代が重なる日本返還前の62年、パスポートを携えて朝日山部屋に入門。70年に新入幕を果たすと、沖縄返還日の72年5月15日、夏場所2日目を白星で飾って話題になった。
子供たちが相撲を取る場面も見られる「ちむどんどん」。日本復帰50年の5月、「琉王」は登場するのか…。