同作は、金曜ドラマ「アンナチュラル」(2018年)や「MIU404」(2020年)、「最愛」(2021年、3作品全てTBS系)を生み出してきたプロデューサー・新井順子氏と演出・塚原あゆ子氏、そして二人とは初タッグとなる脚本家の西田征史氏が手掛ける完全オリジナルドラマ。
4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・“石子”こと石田硝子(有村)と1回で司法試験に合格した高卒の弁護士・“羽男“こと羽根岡佳男(中村)コンビが誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む“リーガル・エンターテインメント”だ。
■それぞれの食事シーンの“こだわり”が明らかに!
“共演者のここが熱い”をテーマにトークを繰り広げることに。小田は、台本にはない動きが難しいと前置きしながら「例えばそばを食べながら話すシーンがあった場合、どう準備をしているんですか?」と質問。すると、中村は「僕は出たとこ勝負ですよ。口に入れてしゃべれなくてもいいやと思ってやっています、だって食べるんだもん」と即答。
一方、有村は「リハーサルで“今のタイミングが一番しっくりくるな”というところを探ります」と答え、赤楚は「本当に全部食べたいなと思って。ガッと食べちゃって詰まったりしてます」とコメントし、苦笑い。
すると、中村が「(赤楚は)計算したいんですけど、できない人なんですよね。口に(食べ物を)入れすぎて自分のせりふが出なくて、俺ら二人(有村と中村)が待ってるときもあったし」と暴露。さらに、「自分の番がもうすぐ来る、とスタンバイかけているのが監督にバレて“無駄にそばをほじほじし過ぎだ”ってNGになっていました」と明かされると、赤楚は「ありましたね…」と小声で恥ずかしそうにつぶやいていた。
■“コーヒー担当”中村に感謝「いつもごちそうしていただいて…」
また、「暑いのか涼しいのかちょっとよく分からないんですけど…」と独特な言い回しで話し始めた赤楚は「暑いなと思うと中村さんが毎回コーヒーをくれるんです」とコメント。すると、ほか3人からも「あ!」「俺も毎回そう」「いつもごちそうしていただいて…」と感謝の言葉が飛び出した。
“コーヒー担当”だという中村は「自分が飲むから、マネージャーにちょっと買ってきてってお願いしてる。自分だけ飲んでると“うぉーい!”って怒られるじゃないですか」と、小田のツッコミを完全再現。その姿を見た小田は「ちょっと待ってください、客観的に見たらこんな感じなん?僕(笑)」と少し戸惑う様子を見せていた。
■有村、作品の時系列は“手書き”で整理
その後、有村との共演シーンの多い中村が「僕は直前にならないとせりふを覚える気が起きないタイプなんです。でも(有村は)来週、再来週の分の台本をチェックして、書き込んでいて。何を書き込んでるのかな、と思ってのぞくと恥ずかしがって隠すんですよ」と現場での様子を告白。
すると、有村は「朝ドラを経験したときに、(当時は)月曜日にリハーサルがあって。そのリハーサルに向けて1週間分をまとめて覚えるんですけど、それが意外とどの作品にも活用できるなということに気付いて。だから1週間分覚えていれば、撮影期間の間に次の1週間の分を覚えられるんです」と、独自の暗記法があることを明かした。
また、中村が台本には何を書き込んでいるのか尋ねると「撮影順がバラバラなので、そのせりふの前段に何があったかというのを整理したくて」と、手書きで時系列の整理をしていると説明。いつもギリギリで覚えるという中村は「へえ〜」と関心し、前のめりで有村の話を聞いていた。
■中村、ドラマを一言で表すなら「いいカオス」
最後のテーマは“第1話のここがすごい”。小田は「法律のイメージが変わった、法律はもっと硬くて遠いものだと思っていた」と話すと、さだが「それって日本人全体の感覚だと思う。でも、実は弱い人を守るためにあるんですよね」と反応し、いかに法律が身近であるかを優しくフォローする一幕も。
さらに、一同が魅力の一つとして挙げたのは「新しい画」。有村は「(監督の)塚原さんの巧みなパフォーマンス力で、見ていてすごく楽しいドラマになっていると思います」と力強くコメントした。
そして、中村は「一言で表すなら“いいカオス”。ストーリーが二転三転していって、飽きずに見ることができます。それにバディものなのか、お仕事ものなのか、人情ものなのか、法律ものなのかいろんな側面があって。そのままだと、ただのカオスなんですけど、うまいことまとまっているので、“いいカオス”だなって」と作品の魅力を熱く語っていた。