キャバクラ嬢に恋をしてしまい、自分の稼ぎをつぎ込んでしまうというのはよくある話。だが、大切な友達がその“沼”にハマってしまったら、どうやって友人を助けるのか…。そんな自身の体験を漫画にした、おたみ(@otamiotanomi)さんの「ド真面目な友達がキャバ嬢にハマった話」が話題を集めている。今回、本作を手掛けたおたみさんにインタビューを敢行。本作に込めた思いなどを語ってもらった。
■友人のピンチに慌てた経験から「『僕らの場合はこうだった』と伝えたくなった」
現在ブログで連載中の本作を描いたきっかけについて、おたみさんは「この漫画は実際に僕の友人に起きたことを漫画にしているのですが、友人がキャバクラにハマった当時は、僕自身どう助言していいかわからずオロオロしていました。ただ、別の知人たちから似たような事例をよく聞いていたので『僕らの場合はこうだった』と伝えたくなったのです」と、そうした事態に直面した際の手がかりになればと描き始めたことを明かす。
「好きになった人がキャバ嬢だった」という本作のストーリーは、切なくも人生の味わい深い“苦味”を感じさせるもの。おたみさんは「見どころなんて大層なものはないですが、当時起きたことを羅列するだけではなく、そのときそのときの感情を思い起こして丁寧に描くことを心掛けています」と、本作におけるこだわりを語ってくれた。
気になる今後の展開については、「本来なら中盤辺りなのですが、僕ら周辺の話なので地続きといいますか、今現在にも繋がっていますので、どの辺りで終わるかはまったく決めていないです」とのこと。おたみさんたちの日常が続く限り、物語も続いていくようだ。
取材協力:おたみ(@otamiotanomi)