お笑いタレントの明石家さんまが、25日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』に出演し、落語家でタレントの笑福亭笑瓶(渡士洋=とし・ひろし 享年66)さんが22日午前、急性大動脈解離のため死去したことを受け、思い出話を笑いながら語り追悼した。
冒頭から「どうしても触れなきゃいけないことがある…」とし、笑瓶さんの訃報について話し、笑福亭鶴瓶から事務所を通じて危篤を知ったそうで、「(スタッフが)『笑瓶さんが今、病院に運ばれました』というのを聞いて」と告白。
続けて「次の日、鶴瓶兄さんから電話があって、『ありがとうな。あいつがお前にホンマ世話になって…』というメッセージがあり、鶴瓶兄さんが『今、顔を見に行った』と言っていたので、『俺も行きます、きょう』と言って、その日に(病室に)行けた」と伝えた。
その後は笑瓶さんとの思い出を語り尽くし、「笑瓶、今度勝手に我々何人かで送る会をするので、写真や笑瓶のなにかメガネでもいいので、それを持って今まで行った店を回ろうと思っています」と笑瓶さんの遺品を持って思い出のお店を巡ると説明。
しかし「ただ、それは笑瓶が喜んでくれるのか?どうかが問題。笑瓶!見守ってくれよ、頼むで。静かに眠らせてあげた方がいいか(笑)」と笑いを交えながら追悼した。
笑瓶さんは、1980年大阪芸大芸術学部文芸学科卒業後、笑福亭鶴瓶に師事し付人としてタレント修行。修行中に、MBS『突然ガバチョ!』『ヤングタウン土曜日』でレギュラーを得ると、関西での人気はゆるぎないものとなった。
その後、1987年、東京に拠点を移し、NTV『鶴ちゃんのぷっつん5』のウィッキーさん役、CX『ものまね王座決定戦』のサリーちゃんのよしこちゃんのものまねで中・高校生の絶大な人気を得る。